空のペットボトル

読んだ本やアニメの感想。

Aqours4thライブの話。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~の話をします。最高でした。

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前回の3rdで完全にライブの味をしめた(前回のライブ感想記事http://ochamon.hatenablog.com/entry/2018/06/19/174332)ので今回も行きたいなーと思い申し込んだところ、運よくBDもCDも1枚しか買ってないのに両日とも現地参加することができました。ならば行くしかない、東京ドームへ。

自分はAqoursからハマった人間でμ'sのFinalには行けてないので東京ドームでライブすることの意味についてはイマイチピンときておらず、とにかく人が多いな~~~という印象でした。東京ドームでライブをするということ、については後でまた言及します。

入場すると再び人の多さを実感しました。暗い中で見える沢山のサイリウムの光の景色がすごい。

 

開演時間になるとスクリーンにはいつものキャラ紹介の動画が……と思ったらスーツの男性が映される。よくみるとフロントステージの前にはオーケストラの楽団が。オーケストラの演奏で劇伴が流される豪華な始まりには驚かされました。

 

そしてAqoursの登場、最初の一曲は「君のこころは輝いてるかい?」、衣装もリメイクされていてスカートのふわふわ具合が増している。今回のライブは新衣装やリメイクされた衣装どちらもスカートがよくて回った時にとても映えていたと思います。

 

ここからは印象的だった曲についての感想をやっていこうかと思います。

 

  

HAPPY PARTY TRAIN」(2日目)

1日目は恋アクだった枠。恋アクでもそうなんですがクソ広い東京ドームが一色に染まるのは圧巻ですね。特に自分は果南カラーが好きなのでこの曲で一面がエメラルドグリーンの光景になった時あまりの綺麗さに見惚れてしまいました。

果南を演じる諏訪ななかさんの声もよく通ってまだ3曲目なのにこんなエモ極まっていいのかと。

 

決めたよHand in Hand」(1日目)

2年生曲。制服で踊るのは実は初めてなのかと(ライブTシャツに下制服スカートはあった)。2年生曲は特徴の強い声質のようちかに安定した梨子の歌声でバランスが取れていてどれも好きです。ダンスも元気な曲らしく活力にあふれていて運動量の多い曜役の斉藤朱夏さんと相性がいいなーと思いながら観てました。はちゃめちゃに動き回る斉藤朱夏さんが好き。

 

ダイスキだったらダイジョウブ!」(2日目)

2日目の2年生曲。この曲はラブライブ!サンシャイン!!という作品にハマるきっかけとなった曲だったので生で観ることができて本当に良かったです。今回のライブの1週間前に1stライブの放送があって観ていた時は(はよBD買え)、衣装の作りが惜しいなと思っていたのですが、なんとこの曲も衣装リメイクが施され、ノースリーブ、ふんわりしたスカート、白い靴、とクオリティの高いものになっていました。歌やダンスも1stの頃よりさらに磨かれたものになっていて非常に満足感が高かったです。斉藤朱夏さんの生「ジャンプだ!」が観られてよかった、めっちゃ高い。元気に踊る斉藤朱夏さんが好き(2回目)。

 

「Waku-Waku-Week!」

1年生曲。衣装は白を基調としてメンバーカラーに水玉が入った可愛らしい服。見覚えある気がするけど新規衣装だよな、とまだこの時はそんな風に思ってました……

この曲はラストのサビ4連発の勢いが好きです。2日目はセンターステージを真横からみる形だったのですが横を向いて踊ってくれたのでよく見えました。

 

「G線上のシンデレラ」

3年生曲。ロングスカートではあるけれど1年生と似たような水玉の衣装。似てるなーと思って観てました、はやく気付け。ジャズっぽい曲調とダンスで3人のセリフパートでくるくる回る時にスカートがブワーっと広がって美しかったです。諏訪ななかさんの「グラスをどうぞと」の部分の色気。

 

想いよひとつになれ

はい。1年生3年生の衣装の既視感はこれでした。3年生曲が終わった後、暗転し、ピアノの前にスポットライトを浴びた桜内梨子を演じる逢田梨香子さんの姿が現れます。次にライトはステージ右側に高海千歌を演じる伊波杏樹さんへ、そして左側には渡辺曜を演じる斉藤朱夏さんへと切り替わっていきます。逢田梨香子さん二人と頷き合い、ピアノの前に座り、曲は始まります。最初のフレーズを歌い、そしてイントロの一部を弾き終わった後、逢田さんが立ち上がり、1・3年生たちも新たに照らし出され、原曲にはない長い伴奏と共に階段を下りていき9人は集います。

棒を振るのも忘れて立ち尽くしてました。そうか、この曲はこれで完成するのだと。

原曲ではようちかが二人で踊っていた部分に梨子が加わり、3人のダンス、各自がソロで歌うCメロでは曜ソロはようりこ、千歌ソロはちかりこで歌っていることに2年生の繋がりの深さというか強さというか、そんなものを感じました。ありがとうようちかりこ……

曲の後のMCの曜→梨子の「やっと一緒に歌えたね」という言葉は1stの時の「梨子ちゃん、おかえり!」という言葉の先にあるものなのだなと感じました。

1日目はひたすらに1st以来の重圧を逢田梨香子さんから感じたこともあり梨子カラーの桜色でサイリウムを2本振っていたのですが、2日目は逢田さんも緊張どころか笑顔を見せていたことから、いい意味でもう心配はいらないなと思ったことや、この曲で”ようちかりこ”という3人がもう一度好きになったこともあり、1本は桜色、もう1本はみかん色と青色を切り替えながら振るようにしていました。今度は3本持ってちゃんと3色出せるようにします。

今回のこの曲を観てから1期10話と11話は地続きの話なんだよなという実感がわいたのと、2期13話のようりこ音楽室での、「梨子ちゃんのことが、だ~~~~~いすき」というセリフが1期11話があったからこそのセリフなんだなと更に強く感じました。

 

「聖なる日の祈り」

メンバーそれぞれの色のランプをもってメインステージからフロントステージまで行進していく姿だったりフロントステージに到着して薄暗い舞台に白い光が上から一筋差して踊る9人が妖精っぽくてかわいかったです。曲調も相まって神秘的な雰囲気が漂っていました。

 

ジングルベルがとまらない

2日目の席がスタンドの前の方だったのでトロッコがすごい近くでキャストの皆さんのご尊顔がはっきりと見えた……動く本物の斉藤朱夏さんめっちゃ可愛かったです。

 

「MY舞☆TONIGHT」

新規衣装。曜の衣装の腕の振り振りがかわいい、くのいちっぽい。炎が吹き上がる演出が熱い、熱気で物理的にも熱い。

 

「待ってて愛のうた」

MY舞の和風な衣装とサビの手を合わせてゆらゆらと横に揺れる振り付けが合っていて綺麗でした。今までのライブでも結構やっていた曲なので今回2日とも聴けるとは思わず嬉しい誤算でした。

 

「MIRAI  TICKET」(1日目)

船だーーーー!!!ステージのセットを見て灯台や波があり真ん中にセンター、フロントステージへの道が続いていることから船出を意味してるのか、なるほどね。とか思っていたらまさか本当に船に乗ってやってくるとは……

ミラチケ衣装は渡辺曜さんのホストみがヤバい、その帽子何?カッコいい。

 

「WATER BLUE NEW WORLD」(2日目)

船に乗ってやってくるのは1日目で知っていたので心の準備はできていたのですがまさかこの曲をやるなんて聞いてない。衣装見て一瞬思考が止まりました。

スカートを投げる演出はカットでその部分でようよしが二人でハートをつくっていたりようダイで肩を組んでいたりして可愛かったです。

 

「キセキヒカル」

この曲を船に乗ったまま歌ってくれてありがとうという気持ちが止まりません。この曲は輝きを知ったAqoursが今までの軌跡を振り返るいわば物語が終わった後の曲だったのですが、船に乗ったまま歌うことでAqoursはそれでも輝きを求めて走り続けることを宣言しているかのようで今回のライブタイトル「SAILING TO THE SUNSHINE」にピッタリの使い方で嬉しく感じました。

 

勇気はどこに?君の胸に!」(2日目)

3rdライブの時もそうでしたが、伊波杏樹さんの感情の込め方がとてつもない。声や表情、全身を使った歌を聴いたならどうやったって震えます。これが感動なんだなと。

 

「WONDERFUL STORIES」

この曲もキセキヒカルと同様3rdとは意味合いが違うなと感じました。曲順で区切りの箇所に使われず間の箇所に使うことで、終わりの曲ではなく次に進むための曲になった気がします。アニメではこの曲の終わりとともに幕が閉じられる演出で観る度に強烈な寂しさを感じますが、アニメ放送時はこの後に劇場版制作決定のCMが入ったり、3rdライブではその後幕が再び開く演出が追加されたりと、この曲の寂しさに自覚的であるからこそ、そこからの救いとなる演出が加えられているのかなと思います。妄想でしかないとは思いますがオタクへの介護が手厚い、いつも救われています。

 

「Thank you,FRIENDS!!」

最後の曲。もうこの時点でボロボロになってしまっているので詳しい振りなどの記憶がほとんどないことが悔やまれる……とにかくおさげの伊波杏樹さんめっちゃかわいい。Cメロのソロパートでの降幡愛さんの声がドーム中に響き渡っていて気持ちよかったです。今回ライブ全体を通して思ったんですが全員の声量が今までより大きくなっていてAqours全員が成長しているんだなと感じました。

 

曲の感想は書いたのでここからはそれ以外に思ったことをつらつらと。

 

あいにゃがかわいい

 

全体的に鈴木愛奈さんがかわいかったです。特に1日目小宮有紗さんが挨拶で「ちゅき」と言った時足をバタバタさせて悶えているところがヤバかったです。

 

東京ドームという舞台

 

MCでキャストのほぼ全員が東京ドームとμ'sについての言及をしていて、「当時は無理だと思った」など弱気な言葉も出てきたのがとても印象的でした。それだけμ'sという存在、東京ドームという舞台が彼女たちにとって大きなものだったんだな、ということを感じました。そしてその重みを彼女たちの口から聞いたとき、それまでのMCで言っていた「ここは終わりじゃない」「新たな夢ができた」「Aqoursは終わらない」という言葉の重みに気付きました。μ'sの集大成、終わりの舞台でもある東京ドームを終着点ではない、つまり通過点であると口にするということは、どれだけ言葉を選んでも、その意図が全員に正しく伝わったとしても、相当な重圧がかかるものだと思います。それでもそうやって「まだ夢の途中」「終わらない」と口にしてくれたことに感謝しかありません。

 

5万人の静寂

これは本当に現地であの場を構成する一員になることができてよかったです。アンコールも終わり、Aqoursが退場しても続けたAqoursコール、それに応えて舞台から出てきてくれて本当にありがとう。最後の締めの前に完全にそろった観客のAqoursコールや、それに気付いて顔をあげた時の伊波杏樹さんの表情、彼女が声を出す直前に5万人が一斉に静まり返った長いようで一瞬の時間、マイクもなく東京ドームに響いたAqours全員の声、どれも忘れらないものでした。

この静寂は、「ありがとう」の声は、最後のMCで降幡愛さんがやろうとしてくれたおかげで生まれたものだったので、今回のMVPを一人選ぶとするなら彼女なのかなと。本当にありがとう。

 

テーマソングが「Thank you,FRIENDS!!」で本当によかった。それほど「ありがとう」という言葉が何度も響き渡り、感謝の念が溢れるライブでした。