今週観た/読んだものの話。-11
明日は虹ちゃんライブ現地に行くので1日早く更新します。
今週観た/読んだもの
〇ドラマ
・クイーンズ・ギャンビット
〇映画
〇小説
・私の美しい庭
クイーンズ・ギャンビット
NetFlixオリジナルの海外ドラマ。
母を失い孤児院に預けられた少女がチェスを学び才能を開花していく話。
主人公がチェスにのめり込んでいくと同時に安定剤への依存も加速していくのが勢いがあって良い。
話が進んで成長した彼女より若いロシア人の少年との試合が好き。前半は苦戦するも休憩を挟んでからは経験と才能で圧倒するのが気持ちいい。
最終話のロシアのグランドマスター戦では今まで自分が戦ってきた(そして圧倒的な才能差で主人公についていけなくなってしまった)ライバルたちが主人公のために盤面の検討を伝えてくれるシーンがジャンプっぽくて熱い。
スイス・アーミー・マン
ダニエル・ラドクリフ(ハリーポッター役の人)が無限に屁をこき浄水を口から吐き出す死体役として登場する話。
ジャケットの画面は死体の屁を推進力に海を渡るシーン。なんの幻覚?
後半は主人公たち以外の人間の目に触れることで二人の過ごした美しい場所がゴミくずだということが暴かれていき……
メニー(死体)については暴かれることなく波に攫われて行って本当に良かった。彼に対して他人の目というメスが入れられてしまったらなにもかもが崩れ去ってしまうので。
追い詰められた主人公が屁をこくシーンで泣く。お前が屁をこいて変な奴だと笑われるのが怖いなら俺が先に屁をこいてやる、だから安心して屁をこいてくれ。
屁に笑い屁に泣く作品。
わたしの美しい庭
「縁切りマンション」と呼ばれる縁切りの神社が屋上にあるマンションを舞台に人々が縁を切り、縁を結んでいく話。
通常版の表紙も冬限定カバーの表紙も綺麗で手に取るだけでテンションが上がる。
凪良ゆうの描く利発な少女とそれを取り巻く環境が好き。小学生でも相手を対等に見て小難しい言葉を使うことになっても真摯に会話をするクソ真面目な大人がいること、そんな大人が子供のシンプルな言葉・考え方に救われていること、二つのバランスが心地良い。