空のペットボトル

読んだ本やアニメの感想。

宇宙よりも遠い場所の話。

お久しぶりです。前回からだいぶ更新が空いてしまいました。

 

今期のアニメは好きな雰囲気のものが多く色々観ています。ほとんど百合です。

刀使ノ巫女」「メルヘン・メドヘン」「ラーメン大好き小泉さん」「ゆるキャン△」「りゅうおうのおしごと!」「ポプテピピック」「スロウスタート」などが自分の好きな女と女をやっていて気に入っています。

 

もちろん「アイドルタイムプリパラ」の百合もすごい、ガァラしゅう、ファラガァラ、ガァラパクとガァララを巡る関係性がとてもよい、女と女の関係性だけでなくマスコットの巨大感情もしっかり描く、感情が巨大すぎてマスコットが巨大な塔になった。

4月からは「キラッとプリ☆チャン」の放送が始まり4年間続いたプリパラシリーズもいよいよ大詰め、最後のOPの「いつもの“おはよう”でさえも 当り前じゃなくて ステキな奇跡だったんだね」という歌詞を噛みしめては限界になっています。終わらないでくれ…

 

そんなわけで2018年冬アニメを堪能しているのですが特に気に入っている作品は「よりもい」こと「宇宙よりも遠い場所

yorimoi.com

 

女子高生4人が南極を目指す青春ドラマで現在8話まで放送しています。

シリーズ構成・脚本は「ラブライブ!」シリーズや「響けユーフォニアム」などの脚本などでお馴染み花田十輝、この人の書く女子高生たちの関係性とポエムは本当にいい。

爽やかさと青臭さに加えコメディのノリも良くて「ずっといい」というのが現時点での感想です。

まずはキャラ紹介と軽いあらすじを。

 

玉木マリ(キマリ)

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主人公。メイン4人の中では唯一普通に友達がいる。一歩踏み出す前に怖気づいてしまう自分を嫌い、「ここじゃない何処か」へ旅立つことを願う。

 

小淵沢報瀬(シラセ)

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母が南極で行方不明になって以来、南極に異様な執着心を持つ。周りからは嘲笑を受け、変人扱いされるも、いつか見返してやるという敵対心が強い。しかし大金の入った封筒をうっかり落としたり南極へいくための作戦が隊員への色仕掛け(クソガバ作戦)などと色々ポンコツな面も。

 

三宅日向(ヒナタ)

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明るく聡明なムードメーカー。互いの腹を探り合うような学生生活に馴染めず高校は通っていない。

 

白石結月(ユヅキ)

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南極調査隊スポンサーの娘。多忙なタレント業のせいで友達がいない。

 

あらすじ

周りに笑われようが無理だと止められようが強い意志で南極を目指すシラセに惹かれたヒマリは一歩踏み出すことを決意する。そんな裏表のない二人に興味をもったヒナタが仲間に加わる。互いのことを知らないけれど同じ場所を目指すという一点において強い絆を持つ3人に憧れたユヅキも共に南極を行くことを決意。そうして4人は南極を目指す。

 

詳しいキャラ説明やあらすじは公式HP参照おねがいします。

 

3話であったユヅキの「だって3人とも親友同士じゃないですか」に対する返答からわかるように、特に仲良しでもなく、今まで友達を上手く作ることのできなかった少女たちが南極という同じ場所を目指して不器用ながらも共に進んでいくというのにグッときます。

 

また、花田十輝脚本特有の毎回綴られるポエムや台詞回しがとてもいい。

1話冒頭「淀んだ水が溜まっている。それが一気に流れていくのが好きだった……」から始まる物語、これから何かが始まるぞという期待が高まります。この語りがもう一度使われる回のカタルシスは必見。

「『何処か』じゃない『南極』」、「選択肢はずっとあったよ、でも選んだんだよ」などのセリフが凄く好きです。今まで何度も使われていた曖昧な言葉を組み換え、自分たちのやってきたこと、やりたいことを強く認識していくようなセリフ回しは、「ラブライブ!サンシャイン!!」でも同じような表現方法で、ラ!サ!!ファンとしてはとても響きました。

 

ギャグと真面目のバランスもよく、セリフ回しもハマる人はどっぷり浸かるタイプの作品なので是非観てほしいなと。

とくに巨大感情が制御できなくなるやつが好きな人は5話、誰かのためにエゴを押し通すやつが好きな人は6話までとりあえず観てほしいです。

 

今週の土曜3/3にはニコニコで振り返り放送もやるそうなので今からでも追いつけます、是非。

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