空のペットボトル

読んだ本やアニメの感想。

今週観た/読んだものの話。-12

最近はモンハンをしてて更新をさぼってました。本とかも読んでないです。

やることが護石ガチャぐらいになってきたので次回からは更新復帰していきたい。

 

最近観た/読んだもの

〇ライブ

・虹ヶ咲 シャッフルフェスティバル

〇映画

コンスタンティン

〇漫画

・ニセモノの錬金術

VRおじさんの初恋

 

虹ヶ咲 シャッフルフェスティバル

www.lovelive-anime.jp

1日目は配信、2日目は現地で観ました。去年のCYaRon!以来の久々の現地で最高でした。

エマ-夢への一歩、彼方-evergreen、歩夢-あなたの理想のヒロインが特に好き。

あなたの理想のヒロインのサビで振り向く時に目を伏せる表情が最強すぎた。狂う。

 

コンスタンティン
コンスタンティン (字幕版)

コンスタンティン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

コワすぎ!とかさだかやとかカルト(全部白石作品)が好きなので能力者が霊的存在と戦う作品が好き。十字架型の銃とかはトライガンのウルフウッドみたいでカッコいい。

天使がラフな衣装で悪魔は白スーツな対比も倒錯的で良い。色々と厨二心をくすぐられる作品だった。

 

ニセモノの錬金術

ニセモノの錬金術師(旧異世界でがんばる話)1www.pixiv.net

個人で連載している異世界転生ものの漫画。最近1部(全300話)が完結した。

よくあるチートスキルが強奪可能だったりチートスキルを与えた上位存在との戦闘があったりと読ませる力が強い。魔法と錬金術の世界の捉え方の違い、錬金術師における個人が持つ宇宙の概念など設定の作り込みも丁寧。

個人の持つ宇宙について能力も個人の性格に依存するのが好き。主人公の持つ宇宙が判明するシーンがポケスペのゴールドの才能発覚のシーンみたい。

最終版の展開が最高。過程で得られる繋がりこそが最も大切なものだったのだ。師匠の得た真理に繋がってくるのが良い。

 

VRおじさんの初恋

 美しいものをみた。ロスジェネ世代で正しい人間になれなかった中年男性と恵まれた人生を歩んできたが余命宣告を受けて正しくない人を演じる壮年男性がVRで出会い、心を通わせていく。現実とVR、それぞれにある階層の違い、その階層が違えば交わることはない。それでも、現実で生きる階層が違ってもVR世界で交わることによって縁は結ばれるし、意思があれば現実で出会うことができる。現実とVRが切り替われば触れ合う身体も心も変わってくるけれど、けれどもどちらも確かに自分たちである。そういった二つの世界の違いと同一性のバランスが絶妙。

1部後半の「せめて私とナオキが過ごした日々がナオキのこれからの人生の糧になればと願っています」というホナミの言葉が2部後半の周りの人間と楽しそうに過ごすナオキの行動に繋がっているのかと思うと……

この寂しい美しさを共有できるあなたがいてよかった……

今週観た/読んだものの話。-11

明日は虹ちゃんライブ現地に行くので1日早く更新します。

 

今週観た/読んだもの

〇ドラマ

・クイーンズ・ギャンビット

〇映画

スイス・アーミー・マン

〇小説

・私の美しい庭

 

クイーンズ・ギャンビット

www.netflix.com

NetFlixオリジナルの海外ドラマ。

母を失い孤児院に預けられた少女がチェスを学び才能を開花していく話。

主人公がチェスにのめり込んでいくと同時に安定剤への依存も加速していくのが勢いがあって良い。

話が進んで成長した彼女より若いロシア人の少年との試合が好き。前半は苦戦するも休憩を挟んでからは経験と才能で圧倒するのが気持ちいい。

最終話のロシアのグランドマスター戦では今まで自分が戦ってきた(そして圧倒的な才能差で主人公についていけなくなってしまった)ライバルたちが主人公のために盤面の検討を伝えてくれるシーンがジャンプっぽくて熱い。

 

スイス・アーミー・マン
スイス・アーミー・マン(字幕版)

スイス・アーミー・マン(字幕版)

  • 発売日: 2018/02/21
  • メディア: Prime Video
 

 ダニエル・ラドクリフハリーポッター役の人)が無限に屁をこき浄水を口から吐き出す死体役として登場する話。

ジャケットの画面は死体の屁を推進力に海を渡るシーン。なんの幻覚?

後半は主人公たち以外の人間の目に触れることで二人の過ごした美しい場所がゴミくずだということが暴かれていき……

メニー(死体)については暴かれることなく波に攫われて行って本当に良かった。彼に対して他人の目というメスが入れられてしまったらなにもかもが崩れ去ってしまうので。

追い詰められた主人公が屁をこくシーンで泣く。お前が屁をこいて変な奴だと笑われるのが怖いなら俺が先に屁をこいてやる、だから安心して屁をこいてくれ。

屁に笑い屁に泣く作品。

 

わたしの美しい庭
わたしの美しい庭

わたしの美しい庭

 

「縁切りマンション」と呼ばれる縁切りの神社が屋上にあるマンションを舞台に人々が縁を切り、縁を結んでいく話。

通常版の表紙も冬限定カバーの表紙も綺麗で手に取るだけでテンションが上がる。

凪良ゆうの描く利発な少女とそれを取り巻く環境が好き。小学生でも相手を対等に見て小難しい言葉を使うことになっても真摯に会話をするクソ真面目な大人がいること、そんな大人が子供のシンプルな言葉・考え方に救われていること、二つのバランスが心地良い。

 

今週観た/読んだものの話。-10

来週は虹ちゃんの校内シャッフルフェスティバル(https://www.lovelive-anime.jp/nijigasaki/sp_splive.php)があるので今までのライブ映像を観返していました。

セトリも楽しみだし何より2日目は現地に行けるのがとてもうれしい。1年ぶりの現地ライブだ。

 

今週観た/読んだもの

〇漫画

・まちカドまぞく

・シネマこんぷれっくす!

〇小説

・屍人荘の殺人

〇映画

・シン・エヴァンゲリオン

 

 

まちカドまぞく

最新6巻を読むために1巻から読み返した。

ずっとシャミ桃がイチャイチャしてて久しぶりに王道の百合を摂取したなという気分に。ずっとイチャイチャはしているけれど毎巻二人を取り巻く状況が変わってそれに応じて二人の関係性が変わっていくのが良い。特に闇落ち勧誘後の巻で桃が黒いセーターを羽織っていたのが萌える。闇落ち準備できてるんだよな。

6巻は冒頭からシャミ桃高級焼肉デートから始まって狂うかと思った。ガチのやつよ。

シャミ子の桃への執着が主に身体に向いてるのがな。夢魔なので。

 

シネマこんぷれっくす!

完結巻を買い忘れていたので。

映画紹介系の漫画は多いのに漫画紹介系の漫画はあまりないのは権利関係とかがあるからなのだろうか。

1話あたりの映画情報量と脚注が多すぎて狂気めいたものを感じる。自覚があるのか作中の映研メンバーは全員頭おかしいと周りから認識されている。ツッコミ役であるはずの主人公も狂っている(毒されている)と映研以外のキャラクターが増えていくにつれ分かっていくのが小説の叙述トリックみたいで好き。

 

屍人荘の殺人

特殊設定ミステリ。大学のミステリ愛好会の二人がいわくつきの映研の合宿に参加することになり、奇妙な事件に巻き込まれていくといった内容。

主人公であり助手役の葉村が探偵役である明智との日々に充足感を得ていたことにグッとくる。ミステリ研究会(正規のサークル)と馬が合わずにいたところで出会った変人だけど趣味の合う先輩とカフェで作品談義したりしょうもない事件に首突っ込んで謎解きする日々、黄金なんだよな。最初は明智のブレーキ役としか表現されていなかったけれど、ブレーキがあるということはつまり葉村にとって明智はアクセルだったということが……

これ読んだ翌日にシネマこんぷれっくす!を読んだのでサブカルサークルに対する憧憬と郷愁がいっぺんにやってきて感情がえらいことになった。

肝心の推理部分はミステリ初心者でもどこが伏線なのかわかりやすく提示されていてなおかつそれをどう使うかは作中で明かされてハッとなる出来で読み応えがあった。

シリーズもので続刊も出ているそうなので読みたい。

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版(ネタバレ感想は「続きを読む」から)

www.evangelion.co.jp

先週エヴァンゲリオンと初めましてしたばかりだけれど、全てのエヴァンゲリオンとおさらばすることに。

続きを読む

今週観た/読んだものの話。-9

ウマ娘がやめられない。何回やっても最後の競り合いで手に汗握る。

今週はノンシュガーの単独ライブを配信で観ました。新衣装かわいい。リザーブ・ザ・リバースがすき。

 

今週観た/読んだもの

エヴァ

・TVアニメシリーズ

・旧劇場版

・新劇場版

 

〇小説

心淋し川

 

エヴァ
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

  • 発売日: 2012/11/17
  • メディア: Prime Video
 

明日(3/8)に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開ということで急いでTVシリーズから新劇場Qまで一気に観ました。

エヴァに関しては昔貞元版を途中まで読んでた程度で初見。

今まで自分が観てきた作品が少なからず影響を受けているんだろうなと思えるシーンが所々に見られて存在の大きさを実感した。

旧劇場版のラストとQのラストの砂漠のような風景が似ているように感じた。

他者がいて初めて自己が存在しうる。誰かと触れ合いたい。だから外の世界に出て傷つけ合うことになっても他者と生きていく選択を旧劇場版では描いていたが、Qではそれが自身の望んで起こした選択ではない点で異なる。だからシンジは再び自身の殻に閉じこもった。ただし、カセットテープを流して外界を遮断するのは破の時点でやめており、Qではカセットを地面に放り出して蹲る姿勢をだしていた。このため、自身の殻に閉じこもるというよりは、現実に晒されながらも動かないでいるという表現の方が近いかも。

旧劇場版はアスカの「気持ち悪い」というセリフで終わっていて外の世界で生きていくうえで傷つけ合うことの側面が強くてそれはあまりにも・・・となってしまった(TVシリーズ最終話で親からの愛を受け取れなかったすべての子供たちに「ここにいていい」と祝福を与えたうえでの旧劇場版だったのでなおさら)。

ので、シンではそういった世界で生きる上で何を拠り所にしていくかとかも描かれると希望があって嬉しいなと思った。

 

心淋し川
心淋し川 (集英社文芸単行本)

心淋し川 (集英社文芸単行本)

 

芥川賞の「推し、燃ゆ」を読んだので同年の直木賞のこの作品も読んだ。

江戸の外れにあるさびれた町を舞台に、様々な人生が描かれる時代小説。

6つの短篇からなる連作で、共通して田舎特有の澱んだどん詰まりの空気はあれど、それぞれ読み味が異なっていて読んでいて飽きない。物好きの男の妾が、主人が持っていた男性器を模した性具を拾いそれに仏を掘ったところ、それが思いの外ウケる「閨仏」は特にユニーク。

一番好きなのは「はじめましょ」。病に伏した兄貴分に代わって飯屋を始めた男が、昔捨てた女と同じ歌を歌う少女と出会う話。

「コタキ兄弟と四苦八苦」でもそうだったが、血縁ではなくそれまでに培った日々を拠り所に絆とする話に弱い。

 

今週観た/読んだものの話。-8

今週はウマ娘のアプリをずっとやってた。おうまさんが走ると熱くなるし勝ったら歌って踊ってくれるのでうれしい。

 

今週観た/読んだもの

〇ドラマ

・徳山大五郎を誰が殺したか

〇映画

Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-

〇アニメ

ウマ娘 プリティーダービー Season2

〇小説

・medium 霊媒探偵城塚翡翠

 

徳山大五郎を誰が殺したか
第01話「隠シタイ」

第01話「隠シタイ」

  • メディア: Prime Video
 

欅坂46総出演の学園ミステリ。

毎話かわるがわる登場する大人たちが異常で笑う。大量の汗をまき散らしながら台車や備品の気持ちになって説教してくる用務員、パクチーとマカロンを交互に食わせてくる担任の妻、etc...

紆余曲折遭って死体を必死で隠し、学校の闇を暴き、真相を追求していくことで変わっていく関係性、死体があったから、みんな自分の殻を破れた、死体があったから楽しかった……死体は青春。そうか?

顔の良いアイドルが罵り合ったり告白したり刀傷沙汰になったりすると画面が映えて気持ちがいい。

 

Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-

project-t7s-a.jp

今年のGWあたりにシナリオが無料公開されて一気に読んでドはまりしたソシャゲの劇場アニメ。4Uと七花少女のエピソードが好きです。

アニメは冒頭のStar Gritterで泣かせに来てる、思い出で殴るという強烈な意思を感じた。

エピソード4.0以降主人公たちを阻むものとして描かれてきた「大人」「現実」が劇場版でも立ちはだかった。が、昔推しが引退して捨てられたと感じた結果アイドルを憎むようになった元オタクが今作の敵であり、本家と比べてずいぶんスケールダウンしてしまっているのが惜しい。妨害方法もライブ会場の前の道路を工事して人の往来を減らすというコスい手を使ってくるし……引っ越しバイト募集のティッシュを渡して「君らにはこれがお似合いだ(意訳)」と高笑いして去っていく姿は典型的な悪役すぎてもはや造形美を感じる。

素直にエピソード4.0、0.7、5.0あたりを映像化してくれた方がよかったのでは、という気持ちがある。

 

ウマ娘 プリティーダービー Season2
第7R 「約束」

第7R 「約束」

  • 発売日: 2018/05/12
  • メディア: Prime Video
 

 2話も最高だったが最新7-8話が本当によかったしつらい。

努力して手に入れたはずのライスシャワーの勝利が、誰もが期待する偉業を阻んだとして誰にも祝福されず、彼女が悪役と呼ばれるのはつらい。それでもあなたをヒーローと思う人はいると戦った相手であるミホノブルボンから叱咤激励を受け、もう一度走る決意をした7話。

そんないい話をやった後に8話でライスシャワーがドス黒いオーラをもった存在として描かれること、レコード更新という自身の偉業がメジロマックイーンの連覇を阻んだとして祝福されないことがつらい。その後の「またたくさんの夢を壊してしまいました」「ブーイングって痛いですね。やっぱり、痛かったです」と言うセリフが本当につらい。どうして心根の優しい娘がこんな仕打ちを……

それに対してミホノブルボンが「それが勝つということ」「ブーイングはチャレンジャーの勲章」「でもいつか、これが歓喜の声と祝福の日は必ず来ます」「だってあなたの名前はライスシャワーなんですから」とひとつひとつ返していくことの優しさが沁みる。

この後のライスシャワーの不調と勝利の話がアプリ版のメインストーリー2章でやっていてとても良い。アニメでも描かれたらいいな。

 

medium 霊媒探偵城塚翡翠
medium 霊媒探偵城塚翡翠

medium 霊媒探偵城塚翡翠

 

霊媒体質の少女が犯人を見つけ、小説家の男が論理を導く、普通の推理とは順序が逆転したバディもののミステリ。

キャラクター要素の強い特殊能力ミステリとして読みやすい。特に主人公(ヒロイン)である城塚翡翠の描写がフェティシズムを感じるほど細かく、魅力的に映るよう描かれている。翡翠ちゃんかわいい。また、相棒の小説家、香月史郎は、翡翠より少し年上の落ち着いた男性で、翡翠が当てた犯人から動機や証拠を探し出す役割を担い、精神的にも物語的にも頼りになる存在だった。

ラストはすごい、キャッチコピーにあるように「すべてが伏線」だった。陳腐化してるこの言葉だが、そのフレーズが読者への挑戦状めいている。

今週観た/読んだものの話。-7

今週は昼に料理を作るなどをしていました。無心で肉や野菜を切って煮るのが楽しい時と面倒くさい時がばらばらにやってくる。たまねぎの原型がなくなるほど煮るときに鶏肉を入れると胸肉でもやわらかくておいしくなる。

 

今週観た/読んだもの

〇ドラマ

・獣になれない私たち

〇映画

メン・イン・ブラック

〇漫画

・違国日記

ダンジョン飯

〇小説

・なめらかな世界と、その敵

 

獣になれない私たち

www.ntv.co.jp

主人公が上司同僚部下恋人等々あらゆる周囲の人間から都合のいい存在として消費されていく様が1話からずっと描かれていて観るのに結構な体力が必要だった。特に社長のパワハラが一切改善されず物語終盤まで描写され続けるのはキツかった。

周りに消費されていく状態から脱却しようにも、社会のしがらみや本人の性格から本能のままに生きる獣にはなり切ることができず……

獣になって全てを破壊するカタルシスはなく、獣になれない私たちがそれでも死なないよう身を寄せ合ったりできる範囲で立ち向かったりと泥臭い力強さが好き。

作中の人間が基本的に選択を間違えたり間が悪かったりと発生する問題がめちゃめちゃになっていくのがエンタメ感もありながら人生のままならなさの質感もあって好き。弱くてズルくて運のない人々は愛おしい。

異性愛前提とはいえ主人公の晶にまつわる女女関係がたくさんあってうれしい。

晶とは正反対で本能のまま生きる呉羽(晶のため晶の彼氏と故意に肉体関係を結ぶ)、晶の彼氏の元カノ(だが色々あって彼氏の家に寄生)の朱里(後に晶の職場に就職し晶の家に住み着く)、晶の彼氏の母親の千春(彼氏と関係が終わってもめちゃめちゃ仲がいい)、と多くの関係性がある。晶朱里千春の飲み会が最高だった。

獣になれない主人公たちとは対照的に本能のまま生きるように見える呉羽にも、社会の中で生きる上の壁があり、自分は自分にしかなれず他人にはなれない、というテーマが見えてくる。

主人公たちの置かれる状況から脱却するための破壊行動は、獣になるわけではなく、自分の人生を取り戻す、つまり人間になるための行動だった。

野木亜紀子作品の中では一番作中人物の境遇やセリフに刺さるものがあった。

最終回の乾杯のグラスが合わさる音がありとあらゆる場所で鳴るシーンで泣く。新たな出会いやこれからの旅路を祝福する音なんだよな。

ラストに鳴った教会の鐘の音は視聴者には聴こえない。それは晶と恒星が二人で探して見つけた鐘の音だから。鐘の音が聴こえるかは自分たち次第です、自分たちの鐘の音を探しましょう。

 

メン・イン・ブラック
メン・イン・ブラック (吹替版)

メン・イン・ブラック (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 娯楽映画が観たかったので。昔の映画のちょっと安っぽい絵面が観てて楽しい。

宇宙人のデザインがヌメヌメしてて気持ち悪かったので普通の犬や猫が出てくるけどギャップで普段見る以上の癒し効果がある。

スーツの二人が並んでズンズン歩く背中が映されるカットが何回かあって印象的、カッコいい。

 

違国日記

 7巻を読むにあたって全巻読み直した。すばらしい作品。

毎巻身近にある苦しみを見つけて寄り添ってくれるようなセリフがあるのがすごい。

「自分のキャラ」に縛られる必要なんかないんだよな……

 

ダンジョン飯

 冒険者バイブルの評判がめちゃめちゃ良く、そういえば2巻だけ持っていたことや6巻以降を読んでいなかったことを思い出して買いそろえました。

めちゃめちゃシリアスな状況でふざけた絵面が生まれたり淡々と進んでいく空気感が独特。10巻の死体ダンスで爆笑した後にマルシルの「私が死体に囲まれてるとこ少しでも想像した……?」という作中最強のエモ・シーンが発生して感情がバグった。

序盤は主人公パーティー視点しか描かれなかったせいでコメディチックに済ませていたことが他のキャラクターが登場することで主人公パーティーの異常さが明らかにされたりするのが面白い。カブルーくんには強く生きてほしい。

冒険者バイブルは作中の登場人物ほとんどすべての情報が載ってたり描きおろし漫画が各キャラごとにあったりと満足感が高い。RPGの設定資料集を読んでる気分になりテンションが上がる。

 

なめらかな世界と、その敵
なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

 

SF短編集。オーソドックスな一人称・三人称視点の物語から、創作評論、手紙形式など、作品ごとに様々な読み味が楽しめる。

伊藤計劃の「ハーモニー」のトリビュート作品である「美亜羽に贈る拳銃」が特に好き。ラストのこの物語の「結末」と呼ばれる存在が、「結末」と呼ばれることが素敵。

「光より速く、ゆるやかに」の爆速でバイクを走らせることで低速化した世界に入り込む瞬間の描写が美しくて泣ける。それはそれとして女と女のために一人の男がその身を捧げるところで「神無月の巫女」を思い出した。

今週観た/読んだものの話。-6

今週はブルーアーカイブを始めました。無心で何かをポチポチしたくなったので。

超次元音楽祭を配信で観ました。久々のAqoursちゃんは健康にいい。早く現地でライブに行きたい。

あとはシスタープリンセスのVのライブ配信を観ました。コメント欄が20年ものの感情の塊になっていてほとんど知らない自分でもよかったなあと感動しました。堀江由衣の「Love Destiny」は知ってたので盛り上がりました。

 

今週観た/読んだもの

〇ドラマ

逃げるは恥だが役に立つ

〇映画

プリンセス・プリンシパル Crown Handler

〇漫画

・いじめるヤバイ奴

〇小説

・かか

〇ソシャゲ

・ガルパ ハロハピ3章「にこにこねくと!」

 

逃げるは恥だが役に立つ

www.tbs.co.jp

作中何度も起きるすれ違いを対話を通して解決していくのが一貫していてストレスなく観れた。あまりにもちゃんと対話してるせいでタイトルの"逃げ"要素はない。

ブコメをやりつつ作中の人物が自他両方からかけられた呪いを解いていくように収束していく展開が気持ちいい。

特別編の「ガンバレ人類!」で性にまつわる様々な価値観に焦点をあてながらどれも否定しない描き方は今まで観てきた野木亜紀子作品に共通するが、そういった視座を持たない古い価値観の人間も切り捨てることなく、対話の機会が与えられていたことが特に印象的だった。

とても良い作品なのは間違いないけれど自分が労働アレルギーなせいで登場人物が全体的に労働に対してポジティブな姿勢を見せているのがキツかった。労働、頑張らなくてもよくない?

 

プリンセス・プリンシパル Crown Handler

pripri-anime.jp

公開日前日の夜と当日の朝にTVシリーズを観返してから映画館に行きました。

TVシリーズがめちゃめちゃ面白く、映画もクオリティが損なわれることがなく安心した。

全6章の内の最初の1章ということもあり、あまり物語の核心を突くようなことはなかったが、掴みとしては十分満足度が高かった。次の2章にも期待できる。

 

いじめるヤバイ奴

pocket.shonenmagazine.com

友人間で月一でやってる読書会の今月の課題図書。課題図書指定された時は誰もがこれ大丈夫か?と眉唾だったが、しばらくして全話無料公開されて話題になり始めて笑った。

実際読んだらリアリティラインがめちゃめちゃのトンチキ漫画で最高だった。

一番好きなトンチキ野郎は生徒会選挙で筆頭候補を引きずり下ろすために自分の姓名を公的手続きで変えた奴。不発に終わって狂うところまでのスピード感が早すぎて呼吸困難になった。

主人公とヒロイン(?)がいつの間にか念話ができるようになったりと少しずつ二人の距離感が変わっていく様はラブコメ

タコの触手プレイをし合ったりエロ方面もあるので僕ヤバと方向性が似てきたように感じる、略称も似てるし。

 

かか
かか

かか

 

「推し、燃ゆ」の作者のデビュー作。

「かか弁」という架空の方言で語られる文体が特徴的。

娘→母への信仰を取り戻そうと巡礼を行う話。「推し、燃ゆ」もファン→アイドルへの信仰の話であり、どちらも神を介さない現代の信仰の形が高い解像度で描かれている。

これ以外にもリアリティの高い描写が多い。たとえば、主人公が不幸のどん底に浸っている(気分でいる)と、関係が希薄に思われた従妹から自分の母の見舞いに行く電話がきたり、SNS上の友人から自信を心配するDMが届いたりすることで水を差されるなど、どこまでいってもドラマチックになりきらないところに親近感を覚える。

劇的さの足りないあっけない最後に、やるせなさを感じる。

そこそこに不幸でそこそこに優しい世界で生きていく。

 

ハロハピ3章 「にこにこねくと!」

bang-dream.bushimo.jp

「すべてが特別」だった弦巻こころが「ほんとうの特別」を知る物語。

3年以上待った。待っててよかった。

1章の「飽きるまであんたのおとぎ話に付き合う」から「あんたが流れ星ならあたし達も流れ星だよ」「あんたがやるなら付き合うよ」の変化がめちゃめちゃ良い。2章で「そっち側の住人」になった奥沢美咲の立ち位置がより強固になった。みさここ、絶対に添い遂げる。

花音、薫、はぐみの立ち回りもよかった。特に薫の描写が印象的。

普段の相手の望みを叶える王子様としてでなく、ハロハピで過ごす日常が大切だからこそこころの言葉に反する自分のエゴを通そうとする姿は、薫にとってもハロハピが「特別」なものになっていて、こころの「特別」の話への導線にもなっていた。

こころが「特別」を知ったことによって、今までもやんわり描かれていた「寂しさ」や「嫉妬」などの感情も描かれていくんだろうか。

作中でも言われていたように、こころにとって世界はそれほど広いものではなく、どこへだって行けて手が届くものだった。それが今回、弦巻こころの輪郭がハッキリしたことでその手は伸びなくなった。それは神秘性の喪失であるが、それは成長とも言える。

これからも色々なはじめての感情を知るであろう弦巻こころの旅路に祝福がありますように。