今週観た/読んだものの話。-10
来週は虹ちゃんの校内シャッフルフェスティバル(https://www.lovelive-anime.jp/nijigasaki/sp_splive.php)があるので今までのライブ映像を観返していました。
セトリも楽しみだし何より2日目は現地に行けるのがとてもうれしい。1年ぶりの現地ライブだ。
今週観た/読んだもの
〇漫画
・まちカドまぞく
・シネマこんぷれっくす!
〇小説
・屍人荘の殺人
〇映画
・シン・エヴァンゲリオン
まちカドまぞく
最新6巻を読むために1巻から読み返した。
ずっとシャミ桃がイチャイチャしてて久しぶりに王道の百合を摂取したなという気分に。ずっとイチャイチャはしているけれど毎巻二人を取り巻く状況が変わってそれに応じて二人の関係性が変わっていくのが良い。特に闇落ち勧誘後の巻で桃が黒いセーターを羽織っていたのが萌える。闇落ち準備できてるんだよな。
6巻は冒頭からシャミ桃高級焼肉デートから始まって狂うかと思った。ガチのやつよ。
シャミ子の桃への執着が主に身体に向いてるのがな。夢魔なので。
シネマこんぷれっくす!
完結巻を買い忘れていたので。
映画紹介系の漫画は多いのに漫画紹介系の漫画はあまりないのは権利関係とかがあるからなのだろうか。
1話あたりの映画情報量と脚注が多すぎて狂気めいたものを感じる。自覚があるのか作中の映研メンバーは全員頭おかしいと周りから認識されている。ツッコミ役であるはずの主人公も狂っている(毒されている)と映研以外のキャラクターが増えていくにつれ分かっていくのが小説の叙述トリックみたいで好き。
屍人荘の殺人
特殊設定ミステリ。大学のミステリ愛好会の二人がいわくつきの映研の合宿に参加することになり、奇妙な事件に巻き込まれていくといった内容。
主人公であり助手役の葉村が探偵役である明智との日々に充足感を得ていたことにグッとくる。ミステリ研究会(正規のサークル)と馬が合わずにいたところで出会った変人だけど趣味の合う先輩とカフェで作品談義したりしょうもない事件に首突っ込んで謎解きする日々、黄金なんだよな。最初は明智のブレーキ役としか表現されていなかったけれど、ブレーキがあるということはつまり葉村にとって明智はアクセルだったということが……
これ読んだ翌日にシネマこんぷれっくす!を読んだのでサブカルサークルに対する憧憬と郷愁がいっぺんにやってきて感情がえらいことになった。
肝心の推理部分はミステリ初心者でもどこが伏線なのかわかりやすく提示されていてなおかつそれをどう使うかは作中で明かされてハッとなる出来で読み応えがあった。
シリーズもので続刊も出ているそうなので読みたい。
シン・エヴァンゲリオン劇場版(ネタバレ感想は「続きを読む」から)
先週エヴァンゲリオンと初めましてしたばかりだけれど、全てのエヴァンゲリオンとおさらばすることに。
ありとあらゆることが言語化されていて本当に終わらせるぞという気概を感じた。
作中序盤でトウジが「自分のやったことの落とし前をつける」という言葉がシンジの行動につながる構成もよかったし、ひいてはエヴァという作品を生んだ庵野監督がきちんと完結させたことにもつながっているようにも感じた。
旧劇場版では外の世界に丸投げして人との関わりにおける負の側面を押し出しすぎてるのが厳しいなーと感じていたが、今作ではシンジが壊したものもあれば救ったものもあり、それに感謝していたたりそれとは無関係にシンジを好いている人はいるという形で、正の側面も描かれていて、それが最後のシーンに繋がり、非常にさわやかな印象を受けた。
親子対決の街のミニチュアからシン・ウルトラマンへの気持ちが隠せていなくて笑う。内容としては全体として神殺し/父親殺しの話をやりながら、最後には対話という手段を用いてその構造から脱しているのが良い。拾ったものは返さなきゃ。